歌を詠う

意味を考えることは楽しい

【東京ディズニーシー・ テーマソング】

タイトル:東京ディズニーシー・テーマソング

作詞:STEVE HEDRIK

作曲:BRAD KELLY

実はランドのテーマソングはずっと「This is the place」という曲でしたが25周年からは「The Dream Goes On」という曲に変わっています。しかし東京ディズニーシーはまだグランドオープンから17年しか経っておらず、テーマソングも当時のままです。今回はこの曲の歌詞を詠んでいこうと思います。

 

歌詞:

Our spirits drift from the shore
On tides that speak of the lore
Of wonders over the sea

The waves they beckon to me
Where grace and beauty abound
And fun and mystery are found
A shining glorious realm
Turn the wheel
And set your helm to

Tokyo Disney Sea
A world of wonder for you and me
Fly the sails chart a course
To a sea of dreams

Come sail away to Disney Sea
Adventure calls once more
To hear the waves of distant shores
Such majesty

Come sail away to Disney Sea
A vision bold and new
A shining light will guide us to
Our fantasy
Wind, mast and spar
Full sail we are
Steering by a star

Tokyo Disney Sea
A world of wonder for you and me
Fly the sails chart a course
To a land of imagination
Tokyo Disney Sea Adventure
Romance and mystery
Fly the sails chart a course
To a sea of dreams
Fly the sails chart a course
To a sea of dreams

 

日本語訳(自作):

 我々の魂は海岸から漂ってやってきた

伝承のことについて話す潮流に乗って

海にまつわる不思議なことの

 

私を招く波

優雅さや美しさが豊富な場所に

そして楽しいことや不思議なことが見つかる

輝く栄光の土地

舵を回せ

そして目的地を次に設定する

 

東京ディズニーシー

君と僕のための不思議な世界

飛び出して、航路を描け

夢の海へ

 

ディズニーシーにおいでよ(海路で)

冒険がもう一度呼びかける

遠い岸の波の音を聞くために

そんな威厳

 

ディズニーシーにおいでよ(海路で)

勇敢で新鮮な見通し

輝く光が私たちを次に導くだろう

私たちの幻想郷へ

風、マストとスパー(マストに対して垂直に設置され、帆が張られている丸材のこと)

いっぱいにして私たちを海に出す

星を頼りに舵をとる

 

東京ディズニーシー

君と僕のための不思議な世界

飛び出して、航路を描け

イマジネーションの土地に向かって

東京ディズニーシー

冒険、ロマンス、ミステリー

飛び出して、航路を描け

夢の海へ

飛び出して、航路を描け

夢の海へ

 

 

前回と同様に上記は直訳です。以下、解釈を行います。

 

 

解釈:

私たちの想いは海にまつわる不思議なことについて教えてくれる潮流に乗って漂ってきた。

波が私を優雅さや美しさで溢れ、楽しいことや不思議なことが見つかる、輝く栄光の地に招いている。

舵を切れ!そして目指すんだ!

東京ディズニーシー、そこは君や僕を待っている不思議な世界。この夢の海に向かって空を飛び、船を出せ!

 

ディズニーシーにおいでよと、もう一度冒険が僕らを呼ぶ。遠く海を隔てた地の波の音を聞くために。そんな威厳さえも備えている。

 

ディズニーシーにおいでよ。勇敢で新鮮な見通しで輝く光が僕たちを幻想郷へと導くだろう。風を帆一杯に受けて海に出る。星を頼りにして進むんだ!

 

東京ディズニーシー、そこは君や僕を待っている不思議な世界。イマジネーションの地に向かって飛び出せ!船を出せ!

東京ディズニーシー。冒険、ロマンス、ミステリーがいっぱいのこの夢の海に向かって空を飛び、船を出せ!

この夢の海に向かって空を飛び、船を出せ!

 

 

所感:

訳の作業中に「drift」の意味が大ざっぱに「行き先が定まらない状態で動いていること」を指すことを知った。この海での冒険に定まったゴールがなかったり、またどんな人にもこの冒険に踏み出す権利があるということも想像できるのではないだろうか。

全体的に「遠く海を越えた先にある何か素晴らしいものを見つけるために航海に出よう!」という印象がある。東京ディズニーシーは特に意識的にパーク内に坂道を多用しているという話を聞いたことがあるし、実際自分でもそう感じる。この話は「東京ディズニーシーのコンセプトが冒険だから、先を見えにくくしてワクワクするように」という想いとセットで語られることが多いのだが、「テーマソング」であるこの曲からも同様のメッセージが受けとれたという感動が大きい。

また、前回のカム・ウィズ・ミーでもそうであったが、空を想起させる表現がいくつか見られた。現在ソアリンが建設中であるが、それまで東京ディズニーシーでは「空」といって連想されるものはそう多くはなかった。まして私がいる界隈でもなければそうそう思い当たるものもないように思う。こう考えるとこの度ソアリンが誕生することはストーリーに沿っていて実に素晴らしいことであると思う。

 

 

さいごに:

「週1ペースで更新できるかな?」などと思っていたのですが全然だめですね。すみません。割と本業の方が忙しくてなかなかこういった文化的活動に費やせる時間が得られないのです。それでも続けます。私がやりたいから。

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!また次回!